アシストフックを自作して自分好みに仕上げよう!
今回紹介するアシストフックは、ショアジギングでよく使われる20~60gのメタルジグで使用することを想定して作成しています。
作成方法はアシストラインの芯を抜いてニードルを使って抜くやり方ではなく、アシストラインと針を巻き付けるだけの簡単なやり方です。
完成形はこんな感じ!
用意するもの
- 針
- アシストライン
- 巻き付け用PEライン
- アロンアルフア
- ソリッドリング
針は強度を優先して伊勢尼を使用、サイズは13号がメインですがメタルジグのサイズによって使いにくい場合があるので10号と15号も準備しています。
100個入など多く入ったものを買えばコストを抑えることができます。
私は1本15円くらいの物を使用しています。
アシストラインはよつあみの「ガリス シーハンター 20号 100LB」を使用しています。
PEラインは過去にリールで使っていて巻替えした際に余ったPEライン(1.5号)をボビンに巻いて保管していた中古です。
中古PEラインがなければ、お店でアシストフック自作用として「セキ糸」というものが売っています。
アロンアルフアは100円均一で売っているもので十分です。
ソリッドリングは60LB以上の強度があるものをチョイスしています。
ゼスタのハードソリッドリング30個入りやWAOステンレスハイパワーリング40個入りがお得です。
気を付けること
アシストフックとリアのフック(トレブルフックやシングルフック)がお互いに引っ掛かからない長さにすることが重要です。
干渉するくらいなら大丈夫ですが針同士が引っ掛かってしまうとメタルジグが正常に動いてくれないですし、魚がかかったとしてもバレやすくなってしまいますので、そのキャストは無駄になってしまいます。
よく使うメタルジグでアシストラインの長さの調整をしてから作成をするとよいでしょう。
因みに私は40gのメタルジグを使うことが多く、アシストライン7cmで作っています。
少し長さの違うものを作成しておくのも良いですね。
アシストフック自作手順
手で持って作業する場合には針が指へ刺さる危険がありますので十分注意をして、無理に強く締め付けようとしないでください。
危険を感じる場合にはバイスや万力など針を固定できる道具の使用をお勧めします。
針の胴部分にアロンアルフアを塗りPEラインを巻き付けます。
(針に細工をしないとアシストラインがすっぽ抜けし易いので、針にPEラインを巻いておいてアシストラインと針をガッチリと食い込ませることが目的です。)
アシストラインを7cmにカットします。(長さはお好みです)
針の腹の部分にアシストラインを添えて針とアシストラインを一緒に巻いていきます。
緩すぎるとすっぽ抜けしてしまいますが、ある程度しっかりと巻き付けるとこができればすっぽ抜けすることはありません。
3往復すれば十分です。
針の下巻きPEラインとアシストラインにPEラインが食い込みますので思っているよりも頑丈です。
緩まないようにハーフヒッチを2回ほどしておきます。
余分なPEラインをカットして、針に巻き付けたPEラインの上からアロンアルフアを塗って固めます。
反対側の針も同じように取り付けます。
次にソリッドリングにアシストラインを「チチワ結び」で取り付けます。
アシストラインを真ん中あたりで折り曲げます。
折り曲げたアシストラインをソリッドリングへ通します。※注1
アシストラインの先をソリッドリングに被せるように折り返します。
針の角度を微調整しながら締めこんで完成です。
長さをずらして段差を作ったりして使いやすい形にしましょう。
針の外向き、内向きの調整はソリッドリングを取り付ける際に針を揃えて持ち(注1の)、針先の方向へアシストラインを折り返すと"外向き"、その反対側へアシストラインを折り返すと"内向き"になり易いです。
サゴシなどの歯が強烈な魚対策としてアシストラインと針の接続部分に収縮チューブを付ける人もいますが、私の体感からあってもなくても変わりがないので現在は収縮チューブは使っていません。
メタルジグでタチウオ釣りをしているとさすがにボロボロになり易いですが数匹釣って切れたということは今のところないです。
作成費用
市販のアシストフック(ダブルフックの物)は1個200~300円くらいします。
自作するとどのくらいのコストでできるか……。
- 針が2本で約30円
- アシストラインが7cmで約4円
- ソリッドリングが1個で約30円
1セットを70円前後で作成できます。
針やソリッドリングは大量に買えばもっと単価が安くなるかもしれませんし、少量を購入すると高くなるかもしれません。
コスパもさることながら、針のサイズやアシストラインの長さを自分の好みに合わせて作成できますし、その他の仕掛けに活用することもできるので色々と楽しめます。
アレンジすれば色々作れる
多少の作成工程の工夫や別の部材が必要になったりしますが、慣れてくると色々作れそうな気がしてきます。
アシストラインの長さを短くしてシングルフックで作成すればリア用のアシストフックの完成です。
アシストフック8号とチヌ針3号を使って10gくらいの軽量ジグ用のアシストフックの作成もできます。
オモリやネクタイを準備すればタイラバの自作も簡単です。
ブラクリって買うと高いけど自作すれば数十円で作れますし簡単にできちゃいます。
もっと簡単に作るには
今回使用したようなチモトが叩きの針の場合は針とアシストラインを外掛け結びで取り付けるとどうしてもすっぽ抜けしてしまいます。
ですが、管付き針を使用すればアシストラインが管を通ることですっぽ抜けする心配がなくなるので、単純に外掛け結びをするだけで完成します。
ですので、慣れれば釣り場でも1分ほどでサクッとアシストフックを作ることができるようになります。
まぁ当然針の単価は上がりますし、使用するアシストランの長さも倍以上必要になるのでコストは上がってしまいます。
船釣りでジギングをする方などが良くされるようです。
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