レインウェアは洗濯しなくちゃダメ!?撥水性能の復活方法とは!

2021年7月5日

撥水性能が低下してきた

梅雨で雨降る中、釣りに行き久しぶりにワークマンのレインウェアR600を使いました。

レインウェアを着て雨の中、釣りをしていると生地が雨を吸ったような感じでべっとりしているのに気が付きました。

もちろん、中に雨が浸透することはありませんでしたので、撥水性能が切れてきただけのようです。

去年は晩秋から冬にかけて毎回着て行ってたからなぁ。

ふと思い出したのは、以前テレビで見た撥水性能が弱くなった傘の撥水性能を復活させる方法ってやつです。

確か、撥水性能のある傘は表面にフッ素樹脂加工が施されていて、初めはフッ素樹脂が立っていることで雨を弾くが、使用しているとフッ素樹脂が倒れてしまい撥水性能が弱くなってしまうとか。

んで、ドライヤーをあててやるだけでフッ素樹脂が再び立つので撥水性能が復活するというものだ。

ドライヤーで撥水性能は復活するか

撥水性能が無くなってしまったR600は、水に濡れると黒ずんだ感じになってしまいます。

撥水効果切れ

それでは一先ずR600の片腕の部分だけにドライヤーをあてて検証開始!

AEGIS R600のメンテナンス

R600は完全に乾いた状態にしてから、ドライヤーを近づけすぎないように気を付けながら何往復かドライヤーをあててみました。

そして、お風呂場でシャワーをかけてみると、見よ!ドライヤーをあてた方の腕は水の塊がポロポロと……あれ?。

AEGIS R600のメンテナンス

普通に両腕ともにベトベトなんですが……。

R600はアイロンやドライヤーはダメ!

レインウェアの撥水性能を復活させる方法を調べていると、レインウェアのメンテナンス方法はいくつかあるようで、熱処理してよい物・悪いものがある……。

R600の洗濯表示を見ると見事にアイロン掛け禁止でした、ヤバッ。

AEGIS R600 洗濯表示

ドライヤーを軽くかけただけなので溶けたりはしていないようでよかったよかった。

どうやら、熱処理をして良いレインウェアの場合は、ドライヤーよりも当て布をしてアイロンをした方が撥水性能の復活には効果が高いようです。

正しいレインウェアの扱い方

調べていると色々と知らなかったことが分かりました。

  • 使ったら洗わなくてはいけない(洗濯機不可の物は手洗い)
  • 撥水性能は撥水スプレーで復活させる
  • 保管場所は直射日光が当らない場所、且つ高温多湿な場所はNG
  • 防水性能と撥水性能別物

レインウェアは洗濯するのが常識

物によっては洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えるものもあるようですが、脱水は表面加工が剥がれるのでNGです。

使う洗剤は中性洗剤を使います。

レインウェアってなんとなく洗ったらダメなイメージでした。

もちろん使用後は陰干しして乾かしたり、汚れた場合はその部分だけ軽く洗ったりします。

しかし、がっつりと洗うと防水的な性能が弱まってしまいそうなイメージだったのです。

洗濯しないことによって汗や汚れなどによって生地が劣化してしまうこともあるので洗濯は必須のようです。

撥水性能の持続はスプレーを使用

使用後は洗ってから乾かしたのちに撥水スプレーで撥水性能の劣化を防ぐのが普通なようです。

撥水性能は表面に加工するだけなので、どんな良いものでも少しずつ効果は薄れてしまうので自分でメンテナンスしなくてはいけないようです。

フッ素樹脂がしっかりと残っている場合は熱処理によって多少は復活するようです。


保管場所

生地がダメージを受けるのを防ぐのと、撥水加工の持続という意味で直射日光や高温多湿は天敵です。

擦れたりすると撥水加工が取れるので、折りたたまずハンガーにかけて保管する方が良いみたいですが……そこまでする?

防水と撥水の違い

なんとなく防水性能があれば水を弾くと思っていましたが基本的には別物。

「防水=水を通さない」「撥水=水を弾く」

防水は水を通さない素材で水を通さない加工がされている。

レインウェアだと耐水圧の表示がそれです。

撥水は表面加工により水を弾くので、水が玉状になってコロコロして滑り落ちます。

生地表面に水が残らないことによって生地の隙間が塞がれず、通気性がより保たれます。

通気性の高いレインウェアでも雨で生地がべっちょりだと性能を活かしきれなくなってしまうので、撥水性能は非常に重要だということですね。

R600のメンテナンス

以上の情報を元にワークマンのレインウェアR600の再メンテナンスを開始したいと思います。

熱処理不可なレインウェア全般で活用できると思われます。

手洗い洗濯

洗濯表示を見る限りR600は洗濯機はダメなので、手洗いをしていきます。

洗剤は家にあった中性洗剤の「エマール」を使いました。

R600を洗う洗剤

バケツの中でじゃぶじゃぶ洗います。

激しく擦るのはNGです。

大分前に付着してしまった魚の血は落ちませんでしたが仕方がありません。

手洗いだと洗剤を洗い流すのが大変でした……なかなか洗剤の泡立ちがなくならないです。

洗剤の使い過ぎには要注意。

乾燥

風通しの良い日陰で完全に乾かします。

滴が落ちるので晴れた日の夜に外で乾かすのが一番かもしれません。

撥水スプレーでメンテナンス

乾いたらレインウェア全体に撥水スプレーを吹きかけます。

使った撥水スプレーはホンメンコールのハイテクプルーフ(HIGHTEC PROOF) 300ml 税込980円です。

撥水スプレー

1本500円以下の安い撥水スプレーもありますが、「効果が微妙」とか「すぐに効果がなくなった」とかの評価が多かったので、それなりに評価のよかったこちらにしてみました。

吸い込むと有害なので作業は外でしましょう。

レインウェアの外面全てにできるだけ満遍なく吹きかけました。

1本使いきるくらいかと思いましたが半分くらいは残ってます。

撥水スプレーを吹きかけた後すぐはシンナー臭いので1時間ほど直射日光があたらない屋外で乾かしました。

乾いてしまうとニオイは全く残りません。

効果は?

さて、気になる撥水スプレーの効果を試すべく水をかけてみます。

……ドキドキ。

水がコロコロとレインウェアの表面を転がっています。

素晴らしい!

しかし、毎回使うたびに洗って乾かしてスプレーしてっていうのは非常に手間だしスプレー代もばかになりません。

まだ使ってないので撥水スプレーの効果がどれくらい持続するのかは不明ですが、洗うところまではするとしてスプレーは撥水性能が弱まって気になるようになったらしようと思っています。