タモジョイントがタモ柄から外れません!

外し忘れて取れなくなった

タモ柄は主にダイワのブラックジャックスナイパー(BJスナイパー)を使っています。

クラス以上のパフォーマンスを発揮する防波堤用玉の柄。頑丈でキレの良い操作性とコンパクトな小継仕様は落とし込み釣りで真価を発揮する。

釣りへ行ってタモを準備して、魚が釣れたのでランディングして、釣りが終わったのでタモ網を外して持って帰った。

いつもなら帰ってからタモジョイントをタモ柄から外して洗って乾かすのですが……すっかり忘れること4日。

次の週に釣りに行くために準備をしようとタモ柄を見るとジョイントが付いたままだったので外そうとすると、ビクともしません。

やってしまった!

滑らないように工夫をしてジョイントを回してみますがやっぱりダメ。

といいますか、タモ柄のBJスナイパーは3万円弱もしたので私にとっては高級品です……力ずくで回すとメリっとタモ柄が逝っちゃいそうなので無理はできません。

さてさて、どうしたものか。

化学的に解決できないか

塩噛み解消ムーススプレー

固着の原因は恐らく海水のせいでできたサビか塩噛みまたは結晶化だろう。

サビなら酸化してしまっているので外すには多かれ少なかれ溶かす必要があって溶剤を使わないといけないので無理なので諦める。

塩ならなんとか塩を分解できる液体があれば……結晶化するとさすがに無理か?

と思いつつネットで検索してみる。

タモジョイントの固着については結構出てくるが、どれも結構な力技で取り外している。

やっとたどり着いたのがメイホウの塩噛み解消ムーススプレーという商品!

塩噛みした部分にスプレーして1分ほど待つというものだが改善した人改善しなかった人は半々くらい。

とりあえず試してみるとかと思ったがどこを見ても在庫切れ、というか製造終了しているっぽい?

結構需要の高そうな商品だと思うけど製造が中止されたってことは、実はあまり効果がでなかったのか何か問題が発覚したからなのか。

そして同じような商品が全くヒットしません。

お湯で溶かす

その次に固着が取れたような記事を見つけたのが、単純にお湯で塩を溶かす!ってやつ。

結晶化していなければ塩なので溶けるはず。

タモ柄の上栓をずらしてお湯につけておきます。

カーボンを熱湯につけていいのかどうか分かんないので手で触れる程度の熱さにしました。

待つこと15分……ビクともしません。

どうやら無理っぽいです。

諦めが肝心

ジョイントが取れないだけでタモとして使うには何ら支障もないので諦めるのがよさそうです。

問題点としてはジョイントを他のタモで使えないことと上栓が劣化した時に交換ができないことくらいですかね。

高価なタモを破損してしまうよりはましだと思っときます。

それから半年ほどジョイントを付けたまま使用していますが、持ち運びや使用に特に不便もない状態ではあります。

しかし、見るたびに間違ってポロリと取れないかと内心では引きずっています。


メーカーに修理出し

ふと思った。

竿の固着はメーカー修理で治る可能性があるならば、ネジの固着も修理に出せないだろうか。

ジョイントが取れれば別のタモ柄にも使いまわしできるし、取れるはずの物が取れないとなるとやっぱり気分的にあまりよろしくない。

そんなわけで、「DAIWA お客様センター」へジョイントが外れなくなってしまったのは修理依頼できるのかをメールで問い合わせしてみました。

すると、見ないと何とも言えないので釣具店からメーカー修理に出してほしいと回答がありました。

ひとまず受け付けはしてくれるみたいですね。

メールに記載のあったこととして、手数料は概算で2000円(税別)とのことでした。

ということで、フィッシングマックスへ行ってダイワへの修理依頼をしてきました。

ダイワからの結果報告

タモ柄からジョイントを取り外す作業についてはメーカーでも手を尽くしてくれたみたいですが、これ以上は破損に繋がるとのことで取り外し不可能との報告がありました。

後は……あと?

修理対応として先端の継の交換しかないと、修理費用は税込み3190円だそうです。

修理した場合はタモ柄は通常通り使える状態になり、ジョイントは外れないので固着したまま返却してくれるということでした。

問題は費用だけ

修理を選択した場合は、3000円ちょっとでタモ柄が元に戻るが、ジョイントは結局外れないまま戻ってくるので恐らく使えない。

破損覚悟で強行して外れてくれれば良いが、ジョイントが破損したり何をやっても外すことが出来ない場合はジョイントを新調しなくてはいけない。

となるとタモ柄修理費用+ジョイント購入費用で約7000円くらいはかかってしまうことになる。

修理をしない場合、手数料が2000円くらいかかるはずだが、ジョイントはタモ柄から取れない物としてそのまま使い続けることはできる。

その代わり、タモ柄の継を外したり、上栓が劣化しても交換ができないとか、ジョイントを他のタモ柄に流用したりすることはできない。

少し悩んだが他のタモ柄でジョイントを使いたいこともあるので、そうなると結局ジョイントを購入しないといけないわけで……それならばと修理してもらうことにした。

そうすればBJスナイパーもすっきりするし、ジョイントが万が一外れたら新調する必要もないわけだから問題なしです。

修理あがり

修理完了の連絡があって取りに行ってきました。

BJスナイパーは継の先端部分を交換して元通りです。

ジョイントはというと……あれ?はずれてる?

しかし、よく見てみるとジョイントのネジ部分はタモ柄のネジ部分がジョイントのネジ部分にはまったままの状態でした。

中を見てみるとサビのようなものと海水が固まったか結晶化したかのような遺物が張り付いています。

お店の人にジョイントが壊れてもいいので強引にネジ部分をひねり回してもらいましたが強情なヤツでピクリともしませんでした。

タモ柄のネジ部分には挟んだ後などが結構あるので、メーカーでも取れないかとやってくれたみたいなのでやっぱり外れる期待はできなさそうです。

金属部分なのでKURE556とか使って少しでも動けばワンチャンスあるかもって感じですかね。

いやーしかし今回は半年以上も経ってからメーカー出ししているので、気づいてすぐに出していれば、BJスナイパーは修理対応してジョイントは強引に外れるくらいの結果になったような気がします。

修理すると高そうなイメージがありますが、物が高価なものであれば修理する方がかなり安くあがることも多いみたいですし、ちょっとでも後悔が残りそうなものならばすぐにメーカーに出して見積もりしてもらうほうがいいですね。

クラス以上のパフォーマンスを発揮する防波堤用玉の柄。頑丈でキレの良い操作性とコンパクトな小継仕様は落とし込み釣りで真価を発揮する。
アルファタックル 折り畳みジョイント