偏光サングラスって何がいいの?どんなのを買えばいい?
偏光サングラスを購入するにあたって調べた事や、お店の人に聞いた事などシェアしたいと思います。
偏光サングラスの効果
釣りやゴルフ、スキー、ドライブなどおしゃれが目的ではなく実用性で使用される場面が多々あります。
サングラスは直射日光や照り返しなどから目を守る役割があります。
偏光サングラスはサングラスレンズに偏光膜が加工されていて、太陽光による乱反射をカットしてくれます。
乱反射が無くなるとどう変化するのでしょうか?
通常、日中に海面を見ると海の中で泳ぐ魚の姿や沈んでいる障害物など殆ど見えません。
海の中が見えないのはただ単に海が汚れているとか海水の透明度が低いからという訳ではなく、海面で波などが原因で光が乱反射してギラつくためです。
釣りであれば海の中が見えるようになることで、魚がいそうなストラクチャーを見極めたり、ルアーを追って魚が付いて来ていることが確認しやすくなります。
ゴルフですとグリーンの芝は生え方が1本1本異なる為に、太陽光が芝に反射して傾斜が読みにくくなります。
芝で起こる乱反射が無くなればラインを読みも正確になります。
スポーツに関わらず日常としては車の運転の時に役立ちます。
晴れた日に運転しているとダッシュボードの移り込みや路面の反射で眩しい時が多々ありますが、そういった光による問題がかなり改善されます。
慣れてしまって気付かないかもしれませんが、我々の前には常に光の反射が生み出す膜があり、偏光サングラスをかけることによってその膜が取り払われて、快適に行動が出来るようになるわけです。
釣りにおける偏光サングラスの役割
釣りをしている時に海の中が見えると何が良いのか。
魚は海の中を自由に泳いでいる感じがしますが、身を守る為或いは餌となる魚を待ち構える為にストラクチャー(障害物)の陰に隠れている事が多いです。
とすると当然ストラクチャー周りを探って釣りをすることが多くなります。
ストラクチャーが見えていると、魚のいそうなポイントを絞ってルアーをキャストしたり餌を落としたりできますし、ストラクチャーが見えているので根掛かりの注意もしやすくなります。
また、全然魚が釣れない時やあたりが無い時、実は魚が居てルアーの後ろを追ってきている場合に、その魚が見えるか見えないかでルアーの動かし方やキャスト方向など次に生かすことができますし、釣れないけど魚はいるのだとモチベーションは上がりますよね。
釣り方の種類にもよりますが、魚がいるかどうかも分からない場所で闇雲に釣りをしたり、魚が居るのに諦めて帰ったりという意味の無い釣りはしなくて済みます。
そして考えて釣る釣りが楽しくなってきます。
そして釣りバカへ変貌していきます。
また、先にも書いたように偏光サングラスの効果を発揮できるシチュエーションは多々ありますので持っていて損は無い物だと思います。
偏光サングラスの質
偏光サングラスもピンキリで物は試しで使える様な1000円以下の製品もあります。
フレームやレンズのブランド力で価格が大きく変わってきますが性能重視で長く使うことを考えて選択する場合はフレームとレンズのセットで2~3万円くらいになります。
1000円の製品と30000円の製品……そんな大きな違いがあるのか。
一番は偏光膜の質や加工の精密度みたいなものがあります。
簡単に言うと、安ものは使い始めはそれなりに性能はありますが、偏光膜の劣化の度合いが早くて偏光サングラスとしての性能はすぐに無くなってしまいます。
ただの、色付きメガネになってしまうってことです。
次にメガネとしての品質でいえば安いフレームは歪み易くレンズが外れやすくなってしまうなどの不具合が発生し易いです。
注意しなければいけないのは、高い製品が必ずしも偏光サングラスとして優れているというわけではないということです。
有名ブランドのメガネフレームはカッコ良いですが高価なので、安く売る為にレンズが安価な物が使用されて販売されている場合が時折あるそうです。
偏光サングラスを購入する目的はフレームよりもレンズが一番大事なはずなので、レンズの性能が悪いと元も子もありません。
今はなんでもネットで簡単に安く手に入る時代ですが、レンズの性能を求めるならばきちんと説明をもらってから購入するほうが安心だと思います。
レンズ色の違い
いざ購入となって一番悩むのがレンズの色です。
サングラスといえばブラウンかブラック!なんてイメージがありますが、実はかなり細分化されていて10種類以上用意しているメーカーもあります。
それぞれの色によって効果も異なります。
メーカーによって多少記述は異なりますが基本的には以下の様な効果が期待できます。
- グレー系:実際の景色と同じように見えるので違和感が無い。
- ブラウン系:ギラツキを抑えることで地面の凹凸部分も分かりやすく、水面下の様子が見えやすくなる。
- イエロー系:コントラストが上がり対象物を見易くなる。
- グリーン系:ローライトな状況下でも見えやすくなる。
色々説明を読んでいると3つも4つも種類を持っていないとダメな気になってしまいますが……。
基本的な偏光サングラスの性能というのは同じなので、どれにすれば良いか分からない場合は好きな色を選べばよいです。
又は、お店で買うのであれば自分の使う用途を説明すれば最適な物を選んでくれるはずです。
オールマイティー的な利用という事だとブラウン系を勧めらることが多かったです。
度入りのメガネを使用している場合
度入りの偏光サングラスを作成することももちろん可能です。
通常は自分の使用しているレンズの値段に偏光膜加工代が付加された値段になると思います。
極端に度が低かったり、乱視用とかでなければそんなに高くはないですが、通常のメガネ代金+αなので割高にはなってしまいます。
普段使用しているメガネレンズの上に被せるクリップタイプだと比較的安価な商品もあるようですが、ブレ易いのでスポーツでの利用には向きません。
また、ブレ易い為に目への負担になることも多く、長時間使用していると気分が悪くなったりすることもあります。
メガネに加えて更にレンズが乗っかるわけですから重さも気になり長時間利用していると重さが気になるようです。
しかし、価格はかなり抑えられるので上記が気にならないならばお得な製品となります。
アスリートが使っている様なスポーツタイプの偏光サングラスはカッコイイですが、こちらも少々問題点があります。
スポーツタイプのフレームで湾曲の大きいフレームだと度入りのレンズを取りつけることが出来ない商品があります。
その場合、偏光レンズを内側にセットする形になります。
レンズの上に被せるタイプと同じような感じですね。
偏光膜の寿命
偏光サングラスを購入した時に、偏光膜の寿命についてお聞きしたところ以下の事を気を付けていれば寿命を気にする事もないとのことでした。
- 車のダッシュボード、風呂やサウナなど40度を超えるような高温な場所で使用しない、保管しない。
- 偏光膜に傷が付かないようにレンズを拭くときには水で埃を洗い流してからメンテナンスをする。
- レンズはできる限り優しく扱う(強くゴシゴシ拭いたり、服やティッシュなど傷付きやすいもので拭かない。)
- 保管時にはケースに入れて高温多湿な場所は控えて保管する。
とまぁ、偏光サングラスに関わらずメガネを扱うならば注意すべき点で、特に難しいことは何もありません。
1つ注意は偏光レンズは水気に弱いので軽く水洗いくらいは問題ないですが、水に漬け洗いするのはNGです。
長時間水に浸かると偏光膜が水を吸ってしまい変形してしまうようです。
普段メガネを使っている人ならばそれだけ?って感じでしょう。
その他
サングラス、偏光サングラス共に、光をおさえることにより目にかかる負担を軽減する役割がありますので、スポーツ時だけでなく日差しの強い日は着けて出掛けると目が疲れにくくなります。
少し注意が必要な事としてはレンズの色が濃い物ほど光量が少なくなると視界が暗くなりすぎます。
慣れないうちは距離感が狂ったりし易くなり、足場の悪い場所でバランスを崩したり、足を踏み外したりする可能性があるので注意が必要です。
私は偏光サングラスを購入して3年ほど経ち、釣りやゴルフ、車の運転時に利用していますが、目が疲れにくくなった事が一番実感できています。
次にゴルフでグリーンの傾斜の読み間違いが無くなったことでしょうか。
経験が浅いというのもありますが、偏光サングラスを使う前は上りなのに下りに見えてしまう事が多々ありましたがそれが一切なくなったのが驚きです。
釣りでは魚影の確認が断然し易くなったので、釣れない場合に何かしらの対策をねることが出来るようになったり、釣れないけど魚は着いてくるのが見えてモチベーションを維持できるという場面が増えました。
一度使い始めると手放せなくなりますし、聞くだけでは想像もつかない実感があります。
日中に外で何かをする事が多い方は一つは持っていて損は無いと思います。
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